なんで毛穴の黒ずみってできるの?
毛穴にはさまざまなタイプがあります。ここでは、「詰まり毛穴」「たるみ毛穴」「開き毛穴」の3タイプに分類したいと思います。
◎詰まり毛穴
「詰まり毛穴」とは、毛穴の汚れが目立つタイプで、いちご鼻などもこのタイプに分類されます。乾燥などによる角質と皮脂が混ざり、それが毛穴につまることで毛穴が気になる状態になっています。
このため、まずは汚れを落とすことが大切です。ただし、洗い過ぎてしまうと、皮膚が乾燥し、角質と皮脂が混ざってしまうため、洗顔後に保湿をしっかりと取り入れていくことが鍵となります。
◎たるみ毛穴
「たるみ毛穴」とは、毛穴のまわりのたるみが原因で毛穴が目立ってしまうタイプで、毛穴のまわりの皮膚を引っ張ったりすると目立たなくなるのが特徴。これは、加齢によって肌のハリがなくなってしまうことで起こるほか、ニキビなどが原因で皮膚が痛むことも原因となります。
たるみ毛穴の対策には、肌のハリを取り戻すケアが必須。ハリを取り戻すためには、肌のハリや弾力のもとになっている成分であるコラーゲン、コラーゲンを結びつけ、肌の水分量をキープするエラスチン、保水効果が高く、肌の潤いに働くヒアルロン酸などの成分が配合されたケア製品で肌の外側からハリを取り戻すと同時に、コラーゲンを生み出す肌づくりのためにしっかりとした栄養を摂ることも重要。
コラーゲンは口から摂取しても吸収率が悪いため、ビタミンCなどといっしょに摂取して体内で利用できるコラーゲンを増やしていきましょう。
◎開き毛穴
「開き毛穴」とは、「詰まり毛穴」によるダメージが悪化し、炎症が起きて毛穴が開いてしまい、目立ってしまうタイプで、ミカン肌と呼ばれることもあります。皮脂の分泌量が多い方は、皮脂によるダメージを受けることが多いため、このタイプの毛穴になってしまうことがあります。このため、このタイプの毛穴をケアするためには、皮脂量を減らすことが大切となります。
とはいえ、皮脂は、肌の乾燥を防ぐための天然クリームとも呼ばれ、必ずしも肌に悪いものではありません。皮脂を取り過ぎてしまうと、肌は乾燥から皮膚を守るために分泌を強化してしまいますので、洗顔しすぎないようにして、肌の潤いをキープしていくことで、分泌量をコントロールするようにしましょう。